このブログ記事は、プログラミング初心者がWeb制作をスタートするための基礎知識を体系的に学べるように構成されています。
- 1:学習環境の準備
- 2:基礎文法の学習(HTML・CSS・JavaScript)
- 3:簡単なWebサイトを自力で作成しよう
- 4:まとめと次のステップ
- 5:最速でスキルを身につけたいなら「デジタルスキルアップサポート」
1.学習環境の準備
1-1. PCスペックの目安
プログラミング学習には超高性能なPCは必須ではありませんが、作業をスムーズにするために以下のスペックを目安にしましょう。
- CPU: Core i3以上 または 同等クラス
- メモリ: 8GB以上を推奨
- ストレージ: SSD推奨
1-2. VSCodeのインストール
プログラミング初心者にも扱いやすいエディタとして**Visual Studio Code (VSCode)**をおすすめします。
- VSCode公式サイトへアクセス
- OS(Windows/macOS/Linux)に合わせてインストーラーをダウンロード
- インストールウィザードの指示に従いセットアップ
1-3. VSCodeの日本語化
- VSCodeの左サイドバーの「拡張機能」を選択
- 「Japanese Language Pack」で検索
- インストール後、VSCodeを再起動すると日本語表示になります。
1-4. おすすめ拡張機能の導入
- VSCodeの左サイドバーの「拡張機能」を選択
- Prettier: コードを自動整形してくれるため、書き方が整い読みやすくなる
- Live Server: HTMLファイルをブラウザでプレビューし、コードを保存するたびにリロードしてくれる
他にも便利な拡張機能がたくさんあるから、使いながらいろいろ試してみてください。
2.基礎文法の学習(HTML・CSS・JavaScript)備
2-1. HTMLを学ぼう
HTMLは、Webページの「構造」を定義する言語。主な基本タグは以下の通りです。
- h1〜h6: 見出しタグ
- p: 段落タグ
- a: リンクを作成するタグ
- div: レイアウト用にグループ化
- span: インライン要素への部分的な装飾
- img: 画像を表示するタグ
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>サンプルページ</title>
</head>
<body>
<h1>見出しタイトル</h1>
<p>ここに本文を入れてください。</p>
<img src="image.png" alt="サンプル画像">
<a href="https://example.com">別のページへ移動するリンク</a>
</body>
</html>
- <!DOCTYPE html>: このファイルがHTML5で書かれていることを宣言
- <html lang="ja">: ページの言語を日本語に設定
- <head>: ページ情報(文字コードやタイトルなど)を定義
- <body>: 実際にブラウザに表示される内容を定義するエリア
2-2. CSSを学ぼう
CSSは、HTMLで組み立てたページの「見た目」を整えるための言語。よく使うプロパティは以下の通りです。
- width: 要素の幅
- height: 要素の高さ
- color: テキストの色
- font-size: フォントサイズ
- margin: 要素の外側の余白
- padding: 要素の内側の余白
- border: 要素に枠線を付ける
例: 見出しを青色・大きめにするCSS
h1 {
color: blue;
font-size: 2em;
}
慣れてきたら、HTMLとCSSを別ファイルに分けることでコードが整理しやすくなります。
2-3. JavaScriptを学ぼう
JavaScriptは、Webページに「動き」や「インタラクション」を与える言語です。
1.変数: データを一時的に保管する“箱”
let myNumber = 10;
let myText = "Hello!";
変数を作成するときは「let」を利用します。
同じく変数でもプログラムの中で変わらない値は「const」を利用します。
「myNumber」の部分は変数名、自分で任意の名称を使うことができます。プログラムの中で他人が見ても分かりやすい名称をつけることを意識しましょう。「my_number」と記述することもありますが「my number」のようにスペースは使えません。
変数名はプログラムの中で見やすくするために、命名ルールを定めて書くことも上達のポイントです。
2.演算: 変数を用いて計算や文字列操作が可能
let myNumber = 10;
let total = myNumber + 5;
例では変数と5を加算しています。変数myNumberは10を宣言しているので、10 + 5 = 15となります。
3.出力: console.log()で結果をブラウザのデベロッパーツールに表示
console.log(total); // 出力: 15
先ほどの演算の後にこの1行を記述して、ブラウザのデベロッパーツールのコンソールを確認すると、変数totalに演算結果が表示されます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>JavaScript の例</title>
</head>
<body>
<h1>JavaScript のサンプルコード</h1>
<p>このページでは、JavaScriptの変数、演算、出力の例を実行しています。<br>
出力はブラウザのデベロッパーツールのコンソールに表示されます。</p>
<script>
let myNumber = 10;
let myText = "Hello!";
let total = myNumber + 5; // 10 + 5 = 15
console.log(myText); // "Hello!"
console.log(total); // 15
</script>
</body>
</html>
3.簡単なWebサイトを自力で作成しよう
3-1. シンプルな自己紹介サイト
- HTML: 名前や趣味、写真などを配置
- CSS: 背景色や文字色を変更
- JavaScript: ボタンを押すとメッセージが変わるなど簡単な動きを追加(任意)
3-2. 簡単なランディングページ
- 1ページで商品の魅力やサービス内容を紹介するLP(Landing Page)に挑戦
- 見出し→説明→CTA(行動ボタン)などを配置
3-3. サイトの確認と改善方法
- ブラウザで動作チェック
レイアウト崩れ、リンク切れ、文字サイズなどを確認 - 改善のコツ
ブラウザのデベロッパーツールで要素を確認し、問題箇所を1つずつ修正 → 再確認
4.まとめと次のステップ
HTML・CSS・JavaScriptを使ったWeb制作の基礎は、一度覚えると今後さまざまな応用ができます。特にHTMLとCSSはプログラミング言語ではなく、HTMLはマークアップ言語、CSSはスタイルシート言語とよばれるものですが、Webサイトをしっかり構築する上で絶対に欠かせないスキルです。基礎があってこそ、JavaScriptやその他のフレームワークを学んだときにスムーズに進められます。
5.最速でスキルを身につけたいなら「デジタルスキルアップサポート」
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